生体は分子を単位とした複雑な動的システムです。
血液や細胞内の水は一定割合のイオンを含んだ電解質溶液でありpHやイオン強度といった値がある非常に狭い範囲で収まるようになっています。イオンは生命現象において非常に重要な役割を果たしています。血中の塩の濃度は大体0.14モル程度、海水とほぼ同じ溶液条件です。

身体の構成成分

 人の身体は・・・
 元素でいうとおおまかに、炭素18%、水素10%、酸素65%、窒素3%、あとリン、硫黄、などの非金属元素と、カルシウム、カリウム、ナトリウム、鉄などの金属元素から構成されています。

 物質でいいますとまず水はほぼ60〜65%(赤ちゃんと老人では80%〜55%ぐらいの差があります)、糖質(糖質とは炭水化物から食物繊維を取り除いたものです)約1.5%、脂質約20%(個人差がある)、タンパク質約17% (足して100%にはならない)などの有機化合物と無機塩類(いわゆるミネラル)のリン酸カルシウム他があります。

 身体には常に同じ状態に保とうとする恒常性維持機能(ホメオスタシス)が備わっていますがそれが何らかの原因で崩れたとき病気になるといわれます。今のあなたと一年前のあなたは原子レベルでいうとほとんど入れ替わっています。
寿命の長いタンパク質である血球のヘモグロビンも約120日で入れ替わります。
 これらの身体を構成しているいわゆる部品は食事によって得られているわけですがその時消化器官によって殺菌と消化、栄養の吸収そして代謝が行われます。代謝とは、新旧交代という意味で栄養素の一部を使って様々な分子を合成、今の身体の分子と入れ替えるという作業をやっているわけです。

生化学的な代謝は2つに分類されています。
 異化;取り入れた栄養素の分子を酸化分解(酸素を取り入れて燃やす)することで身体にエネル
     ギーを供給する流れ。
 同化;栄養素の分子を材料にして身体を構成している複雑な分子を合成する。

もっとわかりやすく言うと異化は家の中での水道、ガス、電気にあたり、同化とは、家自体の補修にあたります。

健康管理学的には3つの代謝とはすなわち基礎代謝、労作代謝、特異動的作用です。

 基礎代謝とは何もしなくても消費するカロリーです。 
 労作代謝とは、動くことによって消費するカロリーです。
 特異動的作用とは、食事をするときに同時にその動きによってカロリーを消費することです。

恒常性を維持するための栄養素は個人差が大きいのですが体重50Kgの女子学生ならば毎日の食事で必要な量は、糖質330g、脂質50g、タンパク質60g、他に少量のビタミン、ミネラルが必要です。

 食べ物が体の中でどのように変化していくのかを見てみましょう。
食べ物を口に含むと、その匂いや味に刺激されて唾液が出てきます。唾液にはいろいろな酵素が含まれており、抗菌作用や、水分を補給し岨噛(そしゃく)を助けるはたらきをします。

 口でよく噛み砕かれることにより唾液と十分に混ざり、でんぷん質は含まれる酵素によりほとんど消化されますが同時に活性酸素を発生させる物質の解毒もします。
このことからいかによく噛むことが大事かわかります。もちろんよくか噛むことによる脳への良い刺激は良く知られていることです。

かみ砕かれてある程度細かくなった食べ物は、食道を通過し、胃に運ばれます。胃では胃液が分泌されます。胃液は皮膚をただれさせてしまうほど強い酸性を持っています。この強力な酸性によって、食べ物が腐敗したり発酵しないよう、殺菌するのです。胃に入った食べ物は約4時間かけて粥(かゆ)状(マヨネーズ状態)になり、小腸(十二指腸)に送られます。

 小腸は十二指腸、空腸、回腸からなっていて、伸ばすと6〜7メートルもの長さになります。十二指腸では膵液(すいえき)と胆汁(たんじゅう)が分泌され、本格的な消化・吸収が始まります。膵液には、消化に必要なたくさんの酵素が含まれています。糖分を消化するアミラーゼ、脂分を消化するリパーゼ、たんばく質を消化するトリプシンなどです。
また、胆汁は脂肪分と水分をなじませるはたらきをします。脂溶性のビタミンは、この胆汁のはたらきによって体内に取り込まれるのです。食べ物が小腸を通過するには約9時間かかるといわれており、この間にほとんどの栄養分と水分の一部が吸収され、大腸に送られます。

 大腸は1・6〜2メートルの長さがあり、12〜24時間かけて主に水分を吸収します。ここまでくるとすでに必要な栄養は吸収されており、食べカスとなります。さらに、体内に入り込んだ食品添加物や化学物質などの異物も含んでおり、便となって体外へ排泄されるのを待つばかりです。

 このように、食べ物は口、食道、胃、小腸、大腸というルートを通り、直腸を経て排泄されます。吸収は主に小腸で行われるわけですから、どんな栄養素をどれだけ摂取するかということとともに、栄養分をしっかりと吸収できる小腸であるかどうかが健康を左右することになります。
また、食べカスだけでなく異物も含んでいる便は早く排泄されなければなりません。ですから、健康な体にとっては便秘も大きな敵だということができます。

偏食と便秘は美容と健康の大敵です。必要な栄養素の不足と不要な毒物の排泄を阻害します。どんな栄養素を摂るかということに関心を持つ前に、体のメカニズムを知り速やかな排泄、排尿を心がけることが大切です。


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